引っ越して、久しぶりに電車に毎日乗るようになった。住んでいるところから職場までは下り電車なので、のどかなものである。コーヒーを持ち込み、最初のうちはぼんやり毎日音楽を聞いて通勤していた。本を読めばいいということに気づくまで一週間ぐらいかかった。習慣的に読むようになるまで、さらに一週間。すっかり移動中に読むくせがなくなっていてびっくりした。
朝から本を読むというのは、朝からゆっくり聞きたい人の話を聞く、ということに近い。時間は限られているが、嫌いなら読まなければいいし割り込みで仕事が入って遮られることもない。するすると頭に言葉が入るのは快感ですらある。
割と読むのは早い方なのだが、ショーペンハウアーの『幸福について 人生論』は読み始めて一週間は経つがまだ1/5程である。読み応えがあるし、朝から風刺のきいた筆致で何が幸福かを語られるのは結構面白い。くたびれた帰りの脳には向かないけれど…。
電子書籍も考えてみたが、携帯端末の電池の減りや目へのダメージ、そして本の手触りを考えると、やっぱり文庫か新書かな、というところに落ち着いた。コーヒーは相変わらず持っているから、ハードカバーは読むのに苦しいし持ち歩くには少し重い。若い頃は荷物の重さに頓着せずに借りては読む生活を送っていたが、今はどちらかというと身軽さを取るようになった。月日がたったのだな、と思い楽しくなった。
2012年7月3日火曜日
2012年6月28日木曜日
夏草、夕立、土の匂い
引っ越してからは多摩川を歩いて渡ることはなくなったのが、今日は駅前の銀行に用事があってぶらりと橋を渡ることになった。夕暮れ時だが、あいにく重い雲がかかっていて夕焼けは望めそうにない。そういえば天気予報でも雨が降るかもしれないというようなことが書かれていた。
しかし、雨の匂いはしない。草と、土の力強い夏の匂いばかりが風に乗って渡ってくる。
夏は照り返しがひどく汗まみれになり、冬は路面が凍りとなかなか気候に対しては厳しい環境をつくりだしてくれる橋だったが、過ぎ去ってみると折々に川辺の景色を楽しませてくれていたことに気づく。今は、森や近隣の民家の花で季節を知る。どちらかに甲乙つけるような話ではないのだが、なんとなく感傷的になる。
銀行に行った後は電車を乗り継いで帰るつもりが、そんなことに思いを馳せている途中で傘を会社に忘れたことに気がついたものだから仕方なく来た道を引き返した。雨の匂いはせず、結局、雨は降らなかった。
2012年6月27日水曜日
書く、話す
春嵐氏(と、今後彼のことをそう呼ぶことにしよう)と出入口での予想外のニアミスで、いってらっしゃいの言葉もなんだか詰まって出てしまった。通り過ぎた後に振り返った気配があったような気がしながら、そのまま職場に入った。
話す言葉が近年どうにもうまく出てこない。噛む、他のことを挟んでしまって話の輪郭がぼやける。雑談する時間が来ると脳内は話題をのみこみ、更に提供できるものがないか探すのに必死になる。昔はここまで苦手意識はなかったような気がするのだが、もう勤め始めて6年も経つのでだんだんそれ以前の記憶は曖昧になってきている。
同じ作業をしているはずなのに、書いている分には比較的するりと言葉が出る。言葉も選べる。書き直せる。書きたいことを決めて、つないで、書いていける。2000字ぐらいなら、割と楽に書いてしまえる。このあたりはよく本を読ませてくれた祖父達や母に、あるいは(読んでいて面白いかは別として)文章を書くということに抵抗のない父に感謝せねばならないのかもしれない。
書くよりも話すほうが、言葉の消費され方やその勢いからして貯金も反射神経も要求されるような気がする。論理を崩さない緻密さと意志の強さも。文章のように書きなおしができないので冗長になってからでは遅いのだ。
個人的にはどう考えても話すほうが難しいのだが、書くほうが難しいという人に一度どう難しいのかということを聞いてみたい。
あとは平常心であろう。週も半分きて、少しそわそわし始めているところのニアミスであった。要するに動揺したのである。
もう少し落ち着いた、腰の据わった人間になりたい。
2012年6月26日火曜日
最期まで美しく、簡素に
事故証明を取りに行った帰り、多磨霊園をぶらりと散歩した。今日は晴れて日差しは強いが、木陰に入るといい風が吹いており大変気持ちがいい。
初めて訪れたのだが、その名前を耳に挟む程度には大きな霊園である。縦に突っ切っても1km以上あるところに、少し遠回りをしてしまったのでおそらく駅まで都合3kmぐらいは歩いたはずだ。
あまり中に入り込んで眠る人々の邪魔をする趣味はないので、大きくブロック分けしている主要な通り沿いを歩く。そういった通り沿いの区画はいい区画なのか、敷地も縦5m横3mぐらいと大きめで、立派な墓石が建っていることが多かった。大学病院の慰霊碑等も見受けられ、時折頭を下げつつも、ちょっとした「お宅探訪」気分で軒先というか、墓前を失礼する。
見上げるような大きい碑あり、閉ざされた門扉あり、敷地の中に茂る木々ありと個性あふれる墓の中で、ひときわ心惹かれたのが広い敷地の中にただ何かしら言葉が墨書きされた、角材サイズの四角柱のみぽつりと立っている墓所であった。他には何もない。放置されているのか、少し草が生えていた。
いつ死ぬかはわからないけれど、延々病と付き合って死ぬよりもあっさり死んだほうが幸せだと思うし、そういったさっぱりとした終わり方をするのであればその後のことも簡素にしてほしい。漠然と、そんな風に思っている私は、墓所をこういう形式にしようと決めた人の趣味を讃えたいと思った。石も土地も無限ではないのだし、こういうのもありなんじゃないだろうか。
でもまあ、先にあれだ。簡素に、美に至るまでに、懸命に生きなければなるまい。そう思いながら、多磨霊園を後にした。
初めて訪れたのだが、その名前を耳に挟む程度には大きな霊園である。縦に突っ切っても1km以上あるところに、少し遠回りをしてしまったのでおそらく駅まで都合3kmぐらいは歩いたはずだ。
あまり中に入り込んで眠る人々の邪魔をする趣味はないので、大きくブロック分けしている主要な通り沿いを歩く。そういった通り沿いの区画はいい区画なのか、敷地も縦5m横3mぐらいと大きめで、立派な墓石が建っていることが多かった。大学病院の慰霊碑等も見受けられ、時折頭を下げつつも、ちょっとした「お宅探訪」気分で軒先というか、墓前を失礼する。
見上げるような大きい碑あり、閉ざされた門扉あり、敷地の中に茂る木々ありと個性あふれる墓の中で、ひときわ心惹かれたのが広い敷地の中にただ何かしら言葉が墨書きされた、角材サイズの四角柱のみぽつりと立っている墓所であった。他には何もない。放置されているのか、少し草が生えていた。
いつ死ぬかはわからないけれど、延々病と付き合って死ぬよりもあっさり死んだほうが幸せだと思うし、そういったさっぱりとした終わり方をするのであればその後のことも簡素にしてほしい。漠然と、そんな風に思っている私は、墓所をこういう形式にしようと決めた人の趣味を讃えたいと思った。石も土地も無限ではないのだし、こういうのもありなんじゃないだろうか。
でもまあ、先にあれだ。簡素に、美に至るまでに、懸命に生きなければなるまい。そう思いながら、多磨霊園を後にした。
2012年6月24日日曜日
初夏の再開、ご挨拶
ご無沙汰しておりました。前回の更新が4月の中頃、2ヶ月と10日ほどの空白期間。ぽっかり宙に浮く程度の諸々はありました。
まず、心的春の嵐は過ぎ去り、新緑の中突風がありつつも、なんとなくこういうものなのかもしれないという感じです。この穏やかさが倦怠に変わらぬようにだけは気を払いつつ…まあならんか。穏やかとも言いがたい、緩急ついた金曜日の会合はすっかり一週間の楽しみとなりました。今後もしばらくこの心模様は続くでしょう。
次に仕事。時折遅くまで残業しながら、頑張っています。頑張っていますが、芳しくはない。工程管理は難しい、とまだ問題点が漠然としてしまっているので、森に分け入り気に登り枝を払い、といった作業が必要なので、次の土日こそはちょっと何とかしようかと。
今まで何とかできなかったのは計画性の無さに起因していて、見切り発車の引越しに春の嵐に吹かれるままの新緑の箱根ぶらり旅、「牡蠣食いたい!」と企画した広島うまいもの紀行と隔週で大イベントが、そしてその間を埋めるように定例の都内ぶらり会。
ようやくたどり着いたこの週末、なんだか久々にひとりでゆっくりしているなあ、と思ってちょっとカレンダーを振り返ってみたら、まさに前回ブログを更新した当たりから土日出ずっぱりでありました。
それに気づかないぐらい遊び倒して、振り返りの時間を持たなかったのが敗因です。よく遊びよく働けとは言いますが、遊びすぎも良くないものであることよとしみじみした週末でした。
しみじみついでにちょっときちんと書き物の時間をとろう、というわけで、本日よりまたつらつらと書き連ねてまいります。どうぞよしなに。
まず、心的春の嵐は過ぎ去り、新緑の中突風がありつつも、なんとなくこういうものなのかもしれないという感じです。この穏やかさが倦怠に変わらぬようにだけは気を払いつつ…まあならんか。穏やかとも言いがたい、緩急ついた金曜日の会合はすっかり一週間の楽しみとなりました。今後もしばらくこの心模様は続くでしょう。
次に仕事。時折遅くまで残業しながら、頑張っています。頑張っていますが、芳しくはない。工程管理は難しい、とまだ問題点が漠然としてしまっているので、森に分け入り気に登り枝を払い、といった作業が必要なので、次の土日こそはちょっと何とかしようかと。
今まで何とかできなかったのは計画性の無さに起因していて、見切り発車の引越しに春の嵐に吹かれるままの新緑の箱根ぶらり旅、「牡蠣食いたい!」と企画した広島うまいもの紀行と隔週で大イベントが、そしてその間を埋めるように定例の都内ぶらり会。
ようやくたどり着いたこの週末、なんだか久々にひとりでゆっくりしているなあ、と思ってちょっとカレンダーを振り返ってみたら、まさに前回ブログを更新した当たりから土日出ずっぱりでありました。
それに気づかないぐらい遊び倒して、振り返りの時間を持たなかったのが敗因です。よく遊びよく働けとは言いますが、遊びすぎも良くないものであることよとしみじみした週末でした。
しみじみついでにちょっときちんと書き物の時間をとろう、というわけで、本日よりまたつらつらと書き連ねてまいります。どうぞよしなに。
2012年4月16日月曜日
春のお知らせ
私事で恐縮ですが、ここ2週ほど、春なんだけど春風というには強すぎる風が吹き荒れつつ満開の桜に青空といった心境故に書き物ができませんでした。こんなのはじめて!とりあえず、本日はお知らせのみ。
○コメントをBloggerに登録していない人でも付けられるようにしました。ただし承認制です。節度を守ってご利用ください。
○髪を切りました。1ヶ月経っていませんが、会社の人に襟足を摘まれるようになったのでいつも通り代官山COMEのオジマさんにお願いしてばっちりな感じに。オジマさんいつもありがとうございます。
○仕事はぼちぼちです。SE的にお客様と打合せつつモノ作るのも結構大変ですが、今ちょっと頑張れる感じなので頑張ります。
○耳も調子いいです。ちょっと聴力上がりました。
○毎朝Bon Joviの「Have a nice day」聞きながら出社しています。ちょい古いですが、上がる上がる。
○桜は散りましたがミモザやたんぽぽ、菜の花といった黄色群がわさわさしております。春は続きます。
青葉の季節に行き着けるかしら。
2012年4月8日日曜日
カップヌードルミュージアム
しばらく日が空いた。金曜の夜に予想外の展開で朝帰りとなり、諸般の事情がぼんやりしたままであるために私もぼんやりしていた。事情明らかになるかどうかは私にもわからないので、なるようになるのを待つことにする。悪いようには転ばない。
さて、今日は横浜で二本立て映画を見よう、と誘われて遊びにいったのだが、行ってみると各回入替制の映画館だった。ならばどこか別のところへ、とぶらぶらしているうちに思い出したのがカップヌードルミュージアムである。
歴代パッケージはみているだけで面白かったし、百福氏の経歴も面白かったけれども、一番衝撃を受けたのは小部屋にあるジオラマに光を当て、影を口ずさんで壁に投影する空間だった。
本来百福氏の言葉を美しくイメージ化した展示だったのだが、ほの暗い空間に浮かび上がるシルエットにドキドキしてしまった。うちに欲しい。
展示を見るだけなら予約不要、500円で入れるので、未見の方はぜひ。
さて、今日は横浜で二本立て映画を見よう、と誘われて遊びにいったのだが、行ってみると各回入替制の映画館だった。ならばどこか別のところへ、とぶらぶらしているうちに思い出したのがカップヌードルミュージアムである。
歴代パッケージはみているだけで面白かったし、百福氏の経歴も面白かったけれども、一番衝撃を受けたのは小部屋にあるジオラマに光を当て、影を口ずさんで壁に投影する空間だった。
本来百福氏の言葉を美しくイメージ化した展示だったのだが、ほの暗い空間に浮かび上がるシルエットにドキドキしてしまった。うちに欲しい。
展示を見るだけなら予約不要、500円で入れるので、未見の方はぜひ。
2012年4月6日金曜日
つくるたべる
人並みには綺麗でいたいと思うが、どうもずぼらな性格が災いしていろいろとを継続してできない。最近では冷めてきても「また楽しくなってきたら始めればいいさ」と達観してきた。
そんなもののなかに料理がある。しっかり自炊ができたとおもえば、全くやる気がないこともある。今はやる気のある時期で、2冊の本を読んでは作り、してみている。
ガツガツ、健康のことだけ考えて食事を取るのもつまんないけど、多少は気になるお年頃です。
そんなもののなかに料理がある。しっかり自炊ができたとおもえば、全くやる気がないこともある。今はやる気のある時期で、2冊の本を読んでは作り、してみている。
ガツガツ、健康のことだけ考えて食事を取るのもつまんないけど、多少は気になるお年頃です。
2012年4月4日水曜日
風のち風邪
朝、いつもの時間に目覚ましがなったが起きられない。これは、一年ぐらい前に見覚えがある。インフルエンザにかかった時の体のだるさ、関節の痛み、そして怒涛の寒気。
今日は休まねば、と心に決めた途端、ふーっと再びねむってしまった。数時間後、心配した同僚からかかってきた電話にもすぐ出られないしまつ。とりあえず今日休みことを伝えて、医者にいく。インフルではなかった。
泥沼のようにずぶずぶと深く眠るうちに、やたら汗をかいていることにきづく。終わりが見えたと思った。
かくして昼間ねすぎたせいでいまいち寝付けずにいるタニモトがこちらになりますわ一日でなんとかなるのは昨日の強風と同じのようで。
今日は休まねば、と心に決めた途端、ふーっと再びねむってしまった。数時間後、心配した同僚からかかってきた電話にもすぐ出られないしまつ。とりあえず今日休みことを伝えて、医者にいく。インフルではなかった。
泥沼のようにずぶずぶと深く眠るうちに、やたら汗をかいていることにきづく。終わりが見えたと思った。
かくして昼間ねすぎたせいでいまいち寝付けずにいるタニモトがこちらになりますわ一日でなんとかなるのは昨日の強風と同じのようで。
こんな日もある
折角タクシーに相乗りさせてもらったのに職場に鍵を忘れたり、スマホのアプリが起動できなくなって初期化したりとちょっと涙目な夕方から夜だった。
写真類が全て消えてしまったのが手痛い。が、そんなものなのかもしれない、と思い直す。
諸行無常を携帯に感じる今日この頃。
写真類が全て消えてしまったのが手痛い。が、そんなものなのかもしれない、と思い直す。
諸行無常を携帯に感じる今日この頃。
2012年4月2日月曜日
さくら
明日は台風だ台風だとTwitter上でにぎわっているのでどうしたことかと思っていた。気圧がぐっと低くなるので雨風が強く吹くらしい。今日、近所で桜を見つけたばかりだというのに。
…見つけたというのは嘘である。
教えてもらったのだ。
先月分の弁当代を払う金がなかったので、昼休みに近隣のコンビニまででかけた。帰りに、同じ職場でもう10年近く働いている女性の方とすれちがう。私が昼休み一番に飛び出すのに対し、彼女は割とゆっくり出てくるのでよくすれ違うのだ。
外で職場の人間に一瞬すれ違う時、どうしたものかといつも悩むが、とりあえず「おつかれさまです」ぐらいは声をかけるようにしている。彼女ともそれぐらいのコミュニケーションだった。
しかし、今日は先手を打ってお疲れ様です、と声をかけられた。そして、桜、咲きはじめましたね、と、教えてもらった。
本当ですか、春ですねえ、なんて言いながらすれ違い、彼女が観ていた先には確かに一輪咲いていた。
一度はそのまま通り過ぎたけれど、彼女が見つけてすぐに話しかけてきた様子や、春めいた気分やなんやかやに後押しされて、戻って、この写真をとった。フジファブリックの『桜の季節』を口ずさみ、今度こそ会社に歩を進めた。
教えてくれて、ありがとう。
…見つけたというのは嘘である。
教えてもらったのだ。
先月分の弁当代を払う金がなかったので、昼休みに近隣のコンビニまででかけた。帰りに、同じ職場でもう10年近く働いている女性の方とすれちがう。私が昼休み一番に飛び出すのに対し、彼女は割とゆっくり出てくるのでよくすれ違うのだ。
外で職場の人間に一瞬すれ違う時、どうしたものかといつも悩むが、とりあえず「おつかれさまです」ぐらいは声をかけるようにしている。彼女ともそれぐらいのコミュニケーションだった。
しかし、今日は先手を打ってお疲れ様です、と声をかけられた。そして、桜、咲きはじめましたね、と、教えてもらった。
本当ですか、春ですねえ、なんて言いながらすれ違い、彼女が観ていた先には確かに一輪咲いていた。
一度はそのまま通り過ぎたけれど、彼女が見つけてすぐに話しかけてきた様子や、春めいた気分やなんやかやに後押しされて、戻って、この写真をとった。フジファブリックの『桜の季節』を口ずさみ、今度こそ会社に歩を進めた。
教えてくれて、ありがとう。
色合わせ
前回買おうとした時に見当たらなかったいい紫の花があったので、2種類組み合わせた。スイートピーと、なんだったかな。
2輪ではさみしいので白い花を持ってこようとするが、同じスイートピーという感じでもないし合わせてみると色がどうみても白すぎる。驚きながら、反対側にあったグラジオラスの白を合わせてみると、少し緑がかったくすんだ白がすっきりと馴染むのでまた驚いた。
刺したグリーンも、コデマリでは緑が明るく強すぎるし、ユキヤナギでは緑というより茶色になってしまう。家に帰ってから下の葉をむしることにして、一番色馴染みの良いものを購入した。
それにしても自然の色のなんと豊かなことか。あの花びらの、花芯の、がくのグラデーション。たまらない。
先週までユニットバスにいた黄色のラナンキュラスとバラ、そしてコデマリは居室の机上に移ってきた。じいっと覗き込む時間が増えそうだ。
2輪ではさみしいので白い花を持ってこようとするが、同じスイートピーという感じでもないし合わせてみると色がどうみても白すぎる。驚きながら、反対側にあったグラジオラスの白を合わせてみると、少し緑がかったくすんだ白がすっきりと馴染むのでまた驚いた。
刺したグリーンも、コデマリでは緑が明るく強すぎるし、ユキヤナギでは緑というより茶色になってしまう。家に帰ってから下の葉をむしることにして、一番色馴染みの良いものを購入した。
それにしても自然の色のなんと豊かなことか。あの花びらの、花芯の、がくのグラデーション。たまらない。
先週までユニットバスにいた黄色のラナンキュラスとバラ、そしてコデマリは居室の机上に移ってきた。じいっと覗き込む時間が増えそうだ。
2012年3月31日土曜日
外で引きこもる
風が強くてびっくりした。田畑から、砂が舞い上がりあたりの視界が黄色い紗で覆われる。バスに乗っていたからよかったものの、近隣の人たちはさぞ大変だったことだろう。
予報通り、しまいに雨が降ってきたので、まずは成城学園前駅のDEAN & DELUCAに、更に小田急で新宿まで移動して高島屋6階にある茶語に引きこもった。
カフェや喫茶室に引きこもるというのもおかしな話だが、自宅ではなくて外でひとりになりたい時があるのだ。
DEAN & DELUCAのカフェははじめて利用したが、ジャンドゥーヤが持ち帰りの弁当容器に入った状態であたためられて出てきて失敗したかと思った。おいしかったが、ファーストフード感は否めない。しかしMサイズであるというドリンクはなかなかの量があり、しかも注文したハーブティーはけっこうおいしかった。今回のようにソファの席さえ取れれば、かなり居心地がよさそうだ。ゆるゆると引きこもり、『小さな男*静かな声』読了。
そして新宿タカシマヤの茶語。中国茶を提供しているのが珍しい。お茶自体おいしいが、ウェイティングが見えないので気ぜわしくないところも好きだ。惜しむらくは(まあこれは日本の文化の問題だろうが)大体奥様方の声が響き渡り、やかましい。
今日はスイーツも頼んでしまった。ぺろりと美味しくいただいてから、茶を飲み湯を足しながら草間弥生の自伝を読む。喧騒を置き去りにする圧倒的パワーを浴びる。
明日は数時間だけであるが、仕事だ。はじめての一人歩きに近いので、少しどきどきしている。
予報通り、しまいに雨が降ってきたので、まずは成城学園前駅のDEAN & DELUCAに、更に小田急で新宿まで移動して高島屋6階にある茶語に引きこもった。
カフェや喫茶室に引きこもるというのもおかしな話だが、自宅ではなくて外でひとりになりたい時があるのだ。
DEAN & DELUCAのカフェははじめて利用したが、ジャンドゥーヤが持ち帰りの弁当容器に入った状態であたためられて出てきて失敗したかと思った。おいしかったが、ファーストフード感は否めない。しかしMサイズであるというドリンクはなかなかの量があり、しかも注文したハーブティーはけっこうおいしかった。今回のようにソファの席さえ取れれば、かなり居心地がよさそうだ。ゆるゆると引きこもり、『小さな男*静かな声』読了。
そして新宿タカシマヤの茶語。中国茶を提供しているのが珍しい。お茶自体おいしいが、ウェイティングが見えないので気ぜわしくないところも好きだ。惜しむらくは(まあこれは日本の文化の問題だろうが)大体奥様方の声が響き渡り、やかましい。
今日はスイーツも頼んでしまった。ぺろりと美味しくいただいてから、茶を飲み湯を足しながら草間弥生の自伝を読む。喧騒を置き去りにする圧倒的パワーを浴びる。
明日は数時間だけであるが、仕事だ。はじめての一人歩きに近いので、少しどきどきしている。
2012年3月30日金曜日
継続は力なりっていうけどそのひとことで続けられれば誰も苦労しない
ここ一月ほど、ほぼ毎朝フルーツジュースを飲んでいる。健康には朝食に旬のフルーツで自家製ジュース、と聞いたのではじめた。ハンディミキサーでぐぐいと荒く潰しながらジュースにする。
今の時期、いちごやデコポン、普通に食べると苦手なキウイフルーツもあたりがよかったのか甘くて美味しかった。
繊維質で排水溝のネットがすぐ目詰まりしてしまうから、洗うまえに軽くキッチンペーパーなりで拭わないといけないのが面倒といえば面倒だが、美味しさのあまり割と続いている。
継続は力なり、という言葉は今こらえて頑張れば力がつくよ、なんて意味で使われることが多いように思うが、そこで終わると大体続かず力にならない。
誰だってその時楽しかったり美味しかったりすれば、結果的に続けられるはずだ。
というわけで、今は足やせメソッドをどうやって楽しんでやるか考え中。けっこうストレッチ系が負荷高い!
今の時期、いちごやデコポン、普通に食べると苦手なキウイフルーツもあたりがよかったのか甘くて美味しかった。
繊維質で排水溝のネットがすぐ目詰まりしてしまうから、洗うまえに軽くキッチンペーパーなりで拭わないといけないのが面倒といえば面倒だが、美味しさのあまり割と続いている。
継続は力なり、という言葉は今こらえて頑張れば力がつくよ、なんて意味で使われることが多いように思うが、そこで終わると大体続かず力にならない。
誰だってその時楽しかったり美味しかったりすれば、結果的に続けられるはずだ。
というわけで、今は足やせメソッドをどうやって楽しんでやるか考え中。けっこうストレッチ系が負荷高い!
2012年3月29日木曜日
キャンドル
香りのするものが好きだ。花、フルーツといったそのものの魅力の他、香水やお香、キャンドルも。実家にいる頃は母も妹も人工的な匂いの強いものを嫌ったから、一人暮らしをはじめてからつけたり焚いたりすることが増えた。
ぼうっと眺めていると、そのうち眠くなってくるのもいい効果。消し忘れは怖いけれど、なんとか今のところきちんと消してから眠れている。
朝まで少し香りが残ると、ゆっくりした気持ちで一日を始められるのもいい。
好き嫌いあるかもしれないけれど、香りが平気なひとは好きな香りを探してみるといい。侮れないリラックス効果があると思う。
というわけで、おやすみなさい。
ぼうっと眺めていると、そのうち眠くなってくるのもいい効果。消し忘れは怖いけれど、なんとか今のところきちんと消してから眠れている。
朝まで少し香りが残ると、ゆっくりした気持ちで一日を始められるのもいい。
好き嫌いあるかもしれないけれど、香りが平気なひとは好きな香りを探してみるといい。侮れないリラックス効果があると思う。
というわけで、おやすみなさい。
2012年3月28日水曜日
低空飛行黄信号
お好み焼きを食べに立川まで来たはずが、何時の間にかマッサージ屋で背中をほぐしてもらっていた。担当者は抜け殻の様な喋り方で流れ作業っぽい案内をするひとだったが、一応背中はほぐれた。しかしなんだか癒されきれず、更にフットマッサージにもはしごしていた。こちらは足だけなのが悔やまれるレベル。
今日は、というか今週は低調という自覚がある。日中眠気に襲われたり仕事に集中できていないのがサインなのでわかりやすい。
体をほぐすのも大事だけれど、一番いいのは家でゆっくりして十分寝ることだったりする。こういう時に買い物をしたりサービスを受けても、身にならないことが多い。何が自分に有効かという判断自体に誤ることが多いからである。
ちょっとしくじったなあと思いながら、いつも通りの味なんだけど味のしないお好み焼きをひたすら食べた。
要するにストレスに弱い。ゆるっと。ゆるっと。
今日は、というか今週は低調という自覚がある。日中眠気に襲われたり仕事に集中できていないのがサインなのでわかりやすい。
体をほぐすのも大事だけれど、一番いいのは家でゆっくりして十分寝ることだったりする。こういう時に買い物をしたりサービスを受けても、身にならないことが多い。何が自分に有効かという判断自体に誤ることが多いからである。
ちょっとしくじったなあと思いながら、いつも通りの味なんだけど味のしないお好み焼きをひたすら食べた。
要するにストレスに弱い。ゆるっと。ゆるっと。
2012年3月27日火曜日
好き嫌いを超える
いつもの蕎麦屋で舌鼓を打ったあと、会計に立った友人が
「…かりんとう、好き?」
と聞いてきた。レジ横にあった自家製桜かりんとうが気になったらしい。
店を出て、酔っ払いながら桜かりんとうをつまむ。よく売っている太いかりんとうではなくて、ここのはうどんぐらいの太さ。砂糖のコーティングも薄めで、かりんとうにしては軽いところがいい。
「実は俺かりんとうあんまり好きじゃないんだよねー」
ぱくぱくつまみながら友人がぽつりと漏らした。思わず、え、何で買ったの、と尋ねたところ、
「おいしそうだった」
といたくシンプルな答えがかえってきた。
好きじゃなくてその勢いか。とツッコミをいた入れたくなるほどの食べっぷりであった。
結局、好きも嫌いも自分の感性である。感じたものを自分で打ち破ってみないことには新たなものには出会えないんだなあと妙に納得した。
それにしても、かりんとう好きじゃないとかウソだろ、君。
「…かりんとう、好き?」
と聞いてきた。レジ横にあった自家製桜かりんとうが気になったらしい。
店を出て、酔っ払いながら桜かりんとうをつまむ。よく売っている太いかりんとうではなくて、ここのはうどんぐらいの太さ。砂糖のコーティングも薄めで、かりんとうにしては軽いところがいい。
「実は俺かりんとうあんまり好きじゃないんだよねー」
ぱくぱくつまみながら友人がぽつりと漏らした。思わず、え、何で買ったの、と尋ねたところ、
「おいしそうだった」
といたくシンプルな答えがかえってきた。
好きじゃなくてその勢いか。とツッコミをいた入れたくなるほどの食べっぷりであった。
結局、好きも嫌いも自分の感性である。感じたものを自分で打ち破ってみないことには新たなものには出会えないんだなあと妙に納得した。
それにしても、かりんとう好きじゃないとかウソだろ、君。
2012年3月26日月曜日
便利なG-SHOCK連携
先週からはじめてG-SHOCKを使っている。基本的に時計はアナログが好きなのだけれど、今回の初期ラインナップにアナログがなかったのでやむなし。
このこの最高なところは電話やメールがあると振動した上で曜日のところに発信者名を出してくれること。歩いている時に受け損ねがちだった着信や、ダイレクトメール以外のメールをすぐにキャッチできる。これが予想外に便利で震えた。画面タップが全然きかないなどの問題点もあるものの、この表示機能だけで個人的には許したくなった。
惜しむらくはアナログ表示…でもデジタル表示のアナログ盤も萎えるから、これはこれでいいのか。24時間表記に設定修正したい。
このこの最高なところは電話やメールがあると振動した上で曜日のところに発信者名を出してくれること。歩いている時に受け損ねがちだった着信や、ダイレクトメール以外のメールをすぐにキャッチできる。これが予想外に便利で震えた。画面タップが全然きかないなどの問題点もあるものの、この表示機能だけで個人的には許したくなった。
惜しむらくはアナログ表示…でもデジタル表示のアナログ盤も萎えるから、これはこれでいいのか。24時間表記に設定修正したい。
2012年3月25日日曜日
すっきりしない一日
花粉にしてやられ、いまひとつ判断力・決断力がにぶり、すっきりしない一日だった。
まあそんな日もある。
急場しのぎの薬を入手すべく薬局に立ち寄った帰り、花粉かとみまごうまでに黄色い、ミモザの花が咲いていた。白い花と一緒に活けるとよさそうだ。それか紫。なんて考えたらちょっと楽しくなった。花のある生活、本当に侮れない。
明日からまたわさわさがんばろう。とりあえず、医者行って薬だ。話はそれからだ。
まあそんな日もある。
急場しのぎの薬を入手すべく薬局に立ち寄った帰り、花粉かとみまごうまでに黄色い、ミモザの花が咲いていた。白い花と一緒に活けるとよさそうだ。それか紫。なんて考えたらちょっと楽しくなった。花のある生活、本当に侮れない。
明日からまたわさわさがんばろう。とりあえず、医者行って薬だ。話はそれからだ。
夕焼け
「世田谷線で、帰ろうか」
今日は同僚が珍しく希望を出してきた。
年末に実家に帰ったら、コンドルズのDMが届いていた。学生時代には毎年観に行っていたが、社会人になりかつかつの給与で働くようになってからはとんと足が遠のいていた。
はっきり言って、ちょっと飽きる。フリが似ていたり、映像を使いまわしていたり。コントだけは毎作書き下ろし。
それでも、そのがむしゃらな生命力のようなものが、すっかり人間関係をうまく作れなかった学生時代の私を元気にしてくれた。
同僚はここ一年ぐらい、以前に比べて元気がない。色々心労が重なる状況なのは、本人から聞いていた。本人に大変じゃないかと聞いても全然平気、としか言わないからそれ以上踏み込めなかった。
そんなこんなで鎌倉に誘ってみたりなんだったりしている延長線上の今日だった。昔の私にチャージされた何かが、同じように少しでも力にならないかと思った。
笑い声を聞いている限りでは、素直にひとときでも楽しんではくれたようだったのでほっとした。
終演後、ミスドがいっぱいだったのでモスでバーガーと飲み物をお供に軽く話し、17時だし帰ろうか、というところで、珍しく世田谷線に乗りたがった。
改札の向こうの夕焼けがうつくしかった。
同僚は光の方へ向かっているのだろうか。光に追いつけず夜を迎えるのだろうか。
と、考えてやめた。あんまり心配しすぎるのも良くないので、そっと黙っていようと思う。いつも同僚がそうしてくれるように。
今日は同僚が珍しく希望を出してきた。
年末に実家に帰ったら、コンドルズのDMが届いていた。学生時代には毎年観に行っていたが、社会人になりかつかつの給与で働くようになってからはとんと足が遠のいていた。
はっきり言って、ちょっと飽きる。フリが似ていたり、映像を使いまわしていたり。コントだけは毎作書き下ろし。
それでも、そのがむしゃらな生命力のようなものが、すっかり人間関係をうまく作れなかった学生時代の私を元気にしてくれた。
同僚はここ一年ぐらい、以前に比べて元気がない。色々心労が重なる状況なのは、本人から聞いていた。本人に大変じゃないかと聞いても全然平気、としか言わないからそれ以上踏み込めなかった。
そんなこんなで鎌倉に誘ってみたりなんだったりしている延長線上の今日だった。昔の私にチャージされた何かが、同じように少しでも力にならないかと思った。
笑い声を聞いている限りでは、素直にひとときでも楽しんではくれたようだったのでほっとした。
終演後、ミスドがいっぱいだったのでモスでバーガーと飲み物をお供に軽く話し、17時だし帰ろうか、というところで、珍しく世田谷線に乗りたがった。
改札の向こうの夕焼けがうつくしかった。
同僚は光の方へ向かっているのだろうか。光に追いつけず夜を迎えるのだろうか。
と、考えてやめた。あんまり心配しすぎるのも良くないので、そっと黙っていようと思う。いつも同僚がそうしてくれるように。
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