"虚無"へ捧ぐる供物にと
美酒すこし 海に流しぬ
いとすこしを
19世紀末から20世紀末にかけて活躍したポール・ヴァレリイの詩「失われた美酒」 から冒頭の3節を引いたこの本は、名作と名高い推理小説です。氷沼家という没落寸前の家系の周囲で出る死人達。謎解きの太さもさることながら周辺の物事も見事な枝振りを見せる本作ですが、1954年12月10日に幕を開けることから、毎年この日に読み返し始めることに決めています。
そして今年は特に、読み返さなければならないと思っていました。もう少し本編から引用します。
(前略)このとし、日本では、それだけの人たちが本気で誰かを殺そうと考え、企み、実際に試みたのである。そればかりではない、この年が特に意味深いのは、たとえば新年早々に二重橋圧死事件、春には第五福竜丸の死の灰、夏は黄変米、秋は台風十五号のさなかを出稿した洞爺丸の転覆といった具合に、新形式の殺人が次から次へと案出された年だからでもある。(p.11)このように物語の序盤で触れられた「新形式の殺人」に、今年は思い当たる人もきっと多くいると思います。
氷沼家にまつわる謎が解き明かされた後、探偵の一人であった登場人物の口からこの「犯人」が指摘される、その一節のために、毎年読み返しています。今年だからこそ、是非広く読まれるといいな、と思う一冊です。
新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫) 中井 英夫 by G-Tools |
▼今日の行動
7時半起床。朝食、エッグタルトとレタスサラダ、トマト、魚肉ソーセージ、ハニーカフェラテ。溜まっていた洗濯を片付ける。手洗い品別途洗濯。今読ミに昨日購入した書籍を登録後、PHP環境作成。Twitter上で素晴らしい情報を頂き、比較的簡単に開発環境を作成できた。
昼食、ブロッコリのペペロンチーノ。キューピーあえるだけパスタソースで作る。洗濯物を取り込み、週次レビュー。けっこう時間がかかる。日が暮れる頃に洗濯物を畳み終えた。
夕食、昨夜の残りの鶏1ピースとご飯、レタス、トマト。簡単献立。勢いで久々の風呂掃除。情報処理試験の午前対策勉強、1時間。ながらで覚えるほうがうまくいきそう。月食をちらりちらりと見ながらこれを書いている。まだ、なんとか窓から見える。この後EOS Kiss x5で撮れるかちょっと挑戦。24時頃には寝たい。
▼今日一番心動かされた話題:XAMPPのこと
Twitterで教えて頂いたXAMPP。初耳だったのですが、直前に読んでいた記事で「Linuxとは親和性が高い」といった内容が書かれていたため、勝手にLinuxのコマンドか何かだと思い混んでしまいました。結果、「Windowsベースでやろうかと思ってるんですー」という意味不明な返信をしてしまいました。ものすごく恥ずかしかった!
それでももう一度突っ込んでくださったフォロワーさんに多謝。そして思い込みはやめてちゃんと調べよう、自分。
▼今日の将棋:ハム将棋ハム9枚落ち3勝2敗
なんとか勝ち越しました。2敗はやはりそれぞれ角で飛車角をとられて一気に形成が悪化したのが敗因。角筋との戦いは続きます。
詰将棋は4問中1問のみ正解。今日はちょっと難しかった。明日もう一回復習します。
▼今日のPHP:動作環境を作る
XAMPPを教えて頂きするすると環境インストール完了。動作チェックをしたところ、Apacheが起動しません。「XAMPP apache 起動しない」で検索し、こちらのページと全く同一の内容であることを確認。IISのサービス名がわからず焦りましたが、なんとか「World Wide Web Publishing」と突き止め停止、Apacheの起動を確認しました。
Apacheの設定によっては外部から見えてしまうことがあるようなので、明日はその辺りを確認します。
▼明日やりたい3つのたのしみ
- 温かいミルクティを淹れて同僚とお喋りする。
- 久々にパックなぞもしてみようか。
- 野菜たっぷりのごはんを作ろう。
▼あとがき
結局建物の裏側に向かって月が動いていくので、窓を開けて撮影。とても寒かったです。
ちなみに写真は下記のリンクに。少ないですが。
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